のぼれる灯台16 野島埼灯台(のじまさき)(千葉県南房総市白浜町)
《灯台参観業務休止のお知らせ》
野島埼灯台では、新型コロナウイルス感染症の発生状況を踏まえ、灯台参観業務を1月8日(金)から当分の間休止しますので、お知らせします。
ご了承ください。
全国に16しかない「のぼれる灯台」の一つで、明治2年日本で2番目に点灯した灯台です。

太平洋を望む灯台
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灯台と見学者
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踊場から房総半島を望む眺望
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参観時間 |
3月~9月
土日等 8:30~17:00
平 日 9:00~16:30
(8/10~8/19) 8:30~16:30
10月~2月
土日等 8:30~16:00
平 日 9:00~16:00
野島埼支所 Tel:0470-38-3231 |
位置 |
北緯 34度54分06秒
東経 139度53分18秒 |
塗色・構造 |
白色 塔形(コンクリート造) |
灯質 |
単せん白光
毎15秒に1せん光 |
光度 |
730,000カンデラ |
光達距離 |
17.0海里(約31km) |
明弧 |
254度から101度まで |
高さ |
地上から構造物の頂部まで
29メートル
平均水面上から灯火まで
36メートル
地上から灯火まで
24メートル |
点灯年月日 |
明治2年12月18日 |
日本財団の補助を受けて設置した灯台資料展示室(愛称「きらりん館」)を併置する野島埼灯台も、 東京湾アクアラインの開通と、白浜町当局の熱心な観光行政ともあいまって、観光スポットとして脚光を浴びております。 野島埼灯台は、千葉県房総半島の最南端の岬に立つ、八角形の美しい灯台です。眼下に国定公園の秀景が広がり、広大な太平洋から、 この灯台を目指し東京湾に入る大型船の列が遠望されます。
この灯台は、開国の歴史を飾る慶応2年にアメリカ、イギリス、フランス、オランダの四ヶ国と結んだ 「江戸条約」によって建設を約束された八つの灯台の一つです。このように野島埼は東京湾に出港する船舶に とって江戸時代から大切なポイントとして重要視されてきました。開国に際し、洋式の灯台を建設するに当たって、 明治2年1月1日に、ー番最初に点灯した対岸の観音崎に呼応して、明治2年1月10日、木造四角櫓型の仮灯台を点灯し、 2月14日本灯台の工事にかかり、12月18日に完成しました。当時の灯台は、白色八角形のレンガ造りで、 基礎から灯火まで30メートル・フランス製の第一等フレネルレンズと石油灯器の6、500燭光でした。 残念ながら、関東大震災の時に、地上6メートルで折損、大音響と共に倒壊してしまいました。 現在の鉄筋コンクリートの灯台は、その時の復旧工事によったものです。 その後、電化され現在730,000カンデラの光りを放ち、光達距離は17海里(約31km)となっています。

●灯台へのアクセス
☆鉄道・バス等
・ JR内房線館山駅下車
館山駅~(日東バス)~野島埼灯台口下車(約35分)、徒歩約10分
館山駅~(JRバス関東)~野島埼灯台口下車(約50分)、徒歩約10分
・JR内房線千倉駅駅下車
千倉駅~安房白浜駅(バス)約30分 徒歩20分
☆自動車
・ 富津館山道路富浦I C~県道86号、国道410号経由 約30分