のぼれる灯台16 犬吠埼灯台(いぬぼうさき)(千葉県銚子市)
《灯台参観時間の延長(夜間公開)のお知らせ》
犬吠埼灯台では、次のとおり参観時間を延長し、夜間公開を実施します。
第一等フレネルレンズが放つ灯火を間近でご覧ください。
●令和5年8月26日(土)19時30分まで延長します。
●令和5年8月27日(日)21時00分まで延長します。
●令和5年9月29日(金)19時00分まで延長します。
(令和5年7月31日発表)

- 世界の灯台100選にも選ばれ、見学者数日本一の我が国を代表する歴史的灯台です。
2020年(令和2年)12月23日、国の重要文化財に指定されました。

岬の先端に立つ灯台
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灯台と霧笛舎は重要文化財
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国内最大級の第一等フレネルレンズ
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参観寄付金(中学生以上)300円小学生以下、障がい者(介助が必要な方は、介助者1人まで)の方はいただきません。
参観時間 |
3月~9月 8:30~17:00*
(GW 8/10~8/19) 8:30~17:30*
10月~2月 8:30~16:00*
入場は参観終了時刻*の30分前までにお願いします。
犬吠埼支所 Tel:0479-25-8239 |
位置 |
北緯 35度42分28秒
東経 140度52分07秒 |
塗色・構造 |
白色 塔型(レンガ造) |
灯質 |
単せん白光
毎15秒に1せん光 |
光度 |
1,100,000カンデラ |
光達距離 |
19.5海里(約36km) |
明弧 |
169度から65度まで |
高さ |
地上から構造物の頂部まで
31メートル
平均水面上から灯火まで
52メートル
地上から灯火まで
27メートル |
点灯年月日 |
明治7年11月15日 |
犬吠埼の地層は、中生代の砂岩で、昔は砥石を切り出していたところから石切鼻の名があります。 この付近一帯は、小島・岩礁が多く、昔から海の難所と言われていました。 榎本武楊の率いる幕府の軍艦美加保丸が、江戸から函館に回航する途中、 ここの黒生(くろはえ)の岩礁に乗り上げ、乗組員13名が死亡しています。
犬吠埼灯台の建設は、江戸条約の中に入っていませんが、 政府は観音埼灯台に続き、洋式灯台か完成し業務を始めるに及んで、 航海安全のために非常に効果の大いなることを認め、条約に取り決めた数にかかわらず外国人と協議の上 (実際にプラントンが在日各国海軍商船船長の意見を聞いています)灯台を建設することが決められました。 これにより横浜・北米航路間の貿易船に対して必要な箇所として、犬吠埼灯台の建設が決まり、 明治5年9月28日着工、7年11月15日完工点灯しました。
設計監督は英国人R・H・ブラントン。建材中最も多量に必要とした煉瓦は、 ブラントン技師の国産品の品質粗悪であることを理由に、イギリス製品を使用すべしというのに対して、 日本人中沢技師は国産品使用を叫び、県内に良質の土を発見し、国産煉瓦の完成に腐心した結果、 外国製品に比べて遜色のない優良な煉瓦を完成。灯台・付属舎・宿舎に19万3千枚の煉瓦を使用して完成、以来124年 (1998年現在)レンガ造りの建築物としては、日本一の尻屋埼灯台につぐ高さを誇っています。現在110万力ンデラの光りを放ち、 光達距離は19.5海里となっています。
●犬吠埼灯台リーフレット
犬吠埼灯台リーフレットをPDFで公開しています。画像をクリックして下さい。

●灯台へのアクセス
☆鉄 道
・銚子駅~( 銚子電鉄)~犬吠駅下車(約16分)、徒歩約10分
☆バ ス
・ 東京駅八重洲口~(京成バス・千葉交通バス)~犬吠埼下車(約2時間30分)、徒歩約5分
☆自動車
・ 東関東自動車道大栄IC~東総有料道路、国道126号、県道286号、254号経由 約1時間