のぼれる灯台16 大王埼灯台(だいおうさき)(三重県志摩市大王町)
《灯台参観業務休止のお知らせ》
大王埼灯台は、設備改修工事のため、10月18日(水)(予備日:19日又は20日)、灯台参観業務を休止しますので、お知らせいたします。
- 灯台参観をご計画の皆様には、大変ご迷惑をおかけしますが、ご了承いただきますようお願いいたします。
(令和5年9月20日発表)
絵描きの町、大王町にふさわしい絵になる美しい灯台です。
灯台からの夕日
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灯台から熊野灘を望む
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灯台資料展示室
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参観寄付金(中学生以上)300円小学生以下、障がい者(介助が必要な方は、介助者1人まで)の方はいただきません。
参観時間 |
3月~10月
土日等 9:00~16:30*
平 日 9:00~16:00*
11月~2月 9:00~16:00*
入場は参観終了時刻*の15分前までにお願いします。
大王埼支所 Tel:0599-72-1899 |
位置 |
北緯 34度16分34秒
東経 136度53分58秒 |
塗色・構造 |
白色 塔型(コンクリート造) |
灯質 |
単せん白赤互光
毎30秒に白1せん光赤1せん光 |
光度 |
白色 250,000カンデラ
赤色 47,000カンデラ |
光達距離 |
白光 18.5海里(約34km)
赤光 17.5海里(約32km) |
明弧 |
199度から79度まで |
高さ |
地上から構造物の頂部まで
23メートル
平均水面上から灯火まて
46メートル
地上から灯火まで
20メートル
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点灯年月日 |
昭和2年10月5日 |
大王埼は、三重県志摩半島の南東角、遠州灘と熊野灘を二分する如くに突出した、海食台地を形成し、断崖に立てば、 果てしなき太平洋を、一望の下に見渡すことが出来、普の豪壮な海景は、「伊勢志摩国立公園」中の圧巻とされております。
付近海域は険礁、暗岩が散在しており、なかでもひときわ目につく高さ8,4メートルの大王岩(大王島)は、 「伊勢の神埼(こうざき)、国埼(くざき)の鎧、波切(なきり)大王なけりゃよい」とうたわれここで難破する船は、 後を絶たなかったといわれました。白亜の灯台の建つ一角は、城山(じょうやま)といい、 海上に雄飛した九鬼水軍の城塞のあったところ。
大王埼灯台の建設計画は、明治17年に起こっており、大正2年、サンマ漁船が遭難し一瞬にして死者51名を出し、 大正7年には、3千トンの巡洋艦「音羽」か大王岩に激突座礁していますが、灯台の建設開始は何故かそれから10年後でした。 昭和2年5月16日起工、同年10月10日に完工、点灯は完工前の10月5日でした。 灯塔は鉄筋コンクリート造りですが、当時の鉄筋コンクリート造りの灯台は、角形であったのに比べて、円形に成っていること、 短期間に建造していることなどから、鉄筋コンクリート造りの建築技術が、 この頃飛躍的に進歩したことをうかがい知ることができます。
灯塔の高さ22.5メートル・平均水面から光源までの高さ45.53メートルあり、 光度6万8千カンデラ・光達距離18.5海里となっております。
●大王埼灯台資料展示室
平成22年3月5日、日本財団からの助成並びに志摩市の協力のもと、灯台を訪れる多くの人々に灯台の歴史や役割、仕組みについて理解して いただくため、グラフィックや模型・実物展示のほか、参加型装置による体験ができる場として開設しました。
なお、地元を紹介するコーナーでは、志摩市周辺の岬の紹介とともに絵かきの町、大王町の絵めぐりツアーに連動した絵画8点も展示しています。

 大王埼パノラマルーム
灯台4等レンズ(疑似体験)
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 灯台ラボ
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 大王埼ミニシアター
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 岬めぐりギャラリー
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●大王埼灯台リーフレット
大王埼灯台リーフレットをPDFで公開しています。画像をクリックして下さい。

●灯台へのアクセス
☆鉄道・バス等
・近鉄志摩線鵜方駅下車
鵜方駅前~(三重交通バス御座線)~大王崎灯台下車(約20分)、徒歩約10分
☆自動車
・ 伊勢自動車道伊勢西IC~国道167号、県道515号経由 約1時間