のぼれる灯台16 塩屋埼灯台(しおやさき)(福島県いわき市)

全国に16しかない「のぼれる灯台」の一つで、歌と映画の舞台となった灯台です。

灯台と美空ひばり歌碑(みだれ髪)

灯台踊場から灯台下を望む

灯台から太平洋の望む眺望


塩屋埼灯台(しおやさき)

参観寄付金(中学生以上)300円小学生以下、障がい者(介助が必要な方は、介助者1人まで)の方はいただきません。

参観時間 3月~9月
土日等 9:00~16:30*
平 日 9:00~16:00*

10月~2月 9:00~16:00*

入場は参観終了時刻*の30分前までにお願いします。

塩屋埼支所 Tel:0246-39-3924
位置 北緯  36度59分42秒
東経 140度58分55秒
塗色・構造 白色 塔型(形コンクリート造)
灯質 単せん白光
毎15秒に1せん光
光度 440,000カンデラ
光達距離 22海里(約41km)
明弧 全度
高さ 地上から灯塔の頂部まで
 27メートル
平均水面から灯火まで
 73メートル
地上から灯火まで
 24メートル
点灯年月日 明治32年12月15日
塩屋埼灯台(しおやさき)
塩屋埼灯台(しおやさき)
塩屋埼灯台(しおやさき)
「みだれ髪」の歌碑

「みだれ髪」の歌碑

 白砂青松の美しい海浜が連なっている「いわき七浜」海岸線の真ん中に突き出た岬角上に美しい雄姿が映えている。地元では、「豊間の灯台」として親しまれてきた。最近は、故美空ひばりさんの名曲「みだれ髪」の歌詞「塩屋の岬」で有名となり、灯台のぼり口の広場には「みだれ髪」の歌碑が立てられ「ひばり灯台」としても親しまれ、いわき市の観光スポットとして栄えてきた。
 明治32年に初点灯し、昭和13年の福島県北方沖地震でレンガ石造の灯台は大破、現在の鉄筋コンクリートに建て替えられた。平成11年には百歳を迎えたが、平成23年3月11日の東日本大震災で被災し消灯、約9か月後に灯火は復旧し、大震災からの復興のシンボルとして灯火を点し続けている。灯台の立つ断崖の法面や灯台への進入路にも大きな被害が及び灯台参観は約3年の休止を経て26年2月に再開された。
いくつもの苦難を乗り越えてきたこの灯台は今でもその美しい雄姿をとどめ、県内外を問わず多くの方が足を運び愛され続けている。昭和31年に雑誌に掲載された塩屋埼灯台長の奥様の手記が、映画「喜びも悲しみも幾年月」の原点となっている。
 燈光会が参観業務を行っており、灯台からの展望と灯台資料展示室の見学もできる。

 

●塩屋埼灯台リーフレット

 塩屋埼灯台リーフレットをPDFで公開しています。画像をクリックして下さい。

 

●灯台へのアクセス

☆鉄道・バス等
 ・ JR常磐線いわき駅下車
  いわき駅前~(新常盤交通バス江名経由9番)~灯台入口下車(約30分)、徒歩約15分

☆自動車
 ・ 常磐自動車道いわき湯本IC~県道14号、48号、15号経由 約30分

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