のぼれる灯台16 潮岬灯台(しおのみさき)(和歌山県東牟婁郡串本町)
《灯台参観の皆様へのお願い》
公益社団法人燈光会では、灯台参観業務の実施に当たりましては、新型コロナウイルス感染防止に細心の注意を払うこととしておりますので、皆様のご協力をよろしくお願いします。
詳細は、こちら「灯台参観の皆様へのお願い」をご覧ください。
全国に16しかない「のぼれる灯台」の一つで、海と緑に囲まれた本州最南端の灯台です。

明治期の銘板(揮毫)
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灯台から見る潮御崎神社
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灯台から熊野灘を望む
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参観時間 |
3月~9月
土日等 8:30~17:00*
平 日 9:00~16:30*
10月~2月 9:00~16:30*
入場は参観終了時刻*の15分前までにお願いします。
潮岬支所 Tel:0735-62-0141 |
位置 |
北緯 33度26分15秒
東経 135度45分16秒 |
塗色・構造 |
白色 塔形(石造) |
灯質 |
単せん白光
毎15秒に1せん光 |
光度 |
970,000カンデラ |
光達距離 |
19.0海里(約35km) |
明弧 |
278度から130度まで |
高さ |
地上から構造物の頂部まで
23メートル
平均水面上から灯火まで
49メートル
地上から灯火まで
20メートル |
点灯年月日 |
明治6年9月15日 |
紀伊半島南端で、本州最南端に位置する潮岬は、断崖の高さ、50メートル、太平洋に突き出た岬です。 潮岬を形づくる「陸繋島」が細くびれて、串本町とつながっております。
潮岬灯台は、第一等反射器18個、光源石油灯の不動白光、光達距離19海里の本灯を明治6年9月15日に正式点灯されましたが、 この時の灯塔は、八角形の木造で、我が国最初の洋式木造灯台とされています。その3年前の明治3年6月10日に仮点灯しています。 明治11年に石造りに改造され、大正4年第二等フレネル不動レンズに交換、石油蒸発白熱灯の灯器に改められ昭和3年に電化され、 昭和32年に90センチの回転式に変更され、今日に至っております。 この時交換した第二等フレネル不動レンズは、本灯台の資料室に保存展示してあります。
灯台の灯火中心が、平均水面上49メートル、地上20メートルの灯塔(建造物の高さ23メートル)に昇れば、眼前はまさに、 果てしのない海のうねりが広がり、水平線は遠く、丸みを帯び、空と一体になっています。潮流は、まるで墨でも流したように、 濃紺が入り混じって流れ、灯台付近の豪壮な断崖美と対照的に、岬の先端近くに広がる広大な芝生の草原は、 かって海軍の望楼が設置されていたことから、望楼の芝と呼ばれる一帯で、壮麗な熊野灘の落日は、印象的。 岬の反対側の小高い出雲埼からの展望は360度に広がり、観光客も大勢訪れます。
光源はハロゲン電球を使用し、光度970,000力ンデラ、光達距離19海里(約35km)となっております。
●潮岬灯台リーフレット
潮岬灯台リーフレットをPDFで公開しています。画像をクリックして下さい。

●灯台へのアクセス
☆鉄道・バス等
・JR紀勢本線串本駅下車
串本駅~(串本町コミュニティバス潮岬線)~潮岬灯台前下車(約15分)、徒歩約3分
☆自動車
・紀勢自動車道すさみ南IC~国道42号、県道41号経由 約40分
・紀勢自動車道尾鷲北IC~国道42号、県道41号経由 約2時間10分