出雲日御碕は、出雲大社で知られる、島根県北東部にあたる島根半島のほぼ西端の岬で、 石英粗面岩から成る隆起海食台地で、日本海の荒波の洗う断崖と、黒い肌の岩礁が印象的な海岸です。 ここに立つ白い灯台は、国際航路標識協会(IALA)が提唱した、世界灯台100選の一つに選ばれた灯台 (この他我が国は、犬吠埼灯台・神子元島灯台・美保関灯台・姫埼灯台合計五基が選ばれました)で、 明治33年着工し、明治36年4月1日点灯した日本人の設計・施工による大型洋式灯台で、地盤を平らに切り、 根切りを施し、「コンクリート」基礎とし、灯塔の外壁は切石積み、内部はレンガを積み立てた二重殻構造 (この構造の一都は見学することが出来る様にしてあります。内外部咬接相持し、蛇腹石及び冠石を累積し、 その上に胴璧を据え付けており、石造積層の累積技術の優秀さにおいて到達点と評されております。 明治32年7月浜田・境の両港が開港場に指定されて、外国貿易が活発化した事に伴ない、 大型沿岸灯台設置の必要が高まったために建設されたもので、灯塔は島根県八束郡森山産の竪質の石を用い、 その高さは、基礎から頂部まで43.7メートルで建設当初から現在に至るまで、本邦最高の灯塔として高さを誇っています。 灯台の光リは、480,000カンデラ・光達距離は21海里(約39km)です。
灯台資料展示室(第一号館)を併置しており見学においでになる多数の大人からお子さん達に勉強にもなると喜ばれております。
●出雲日御碕灯台リーフレット
出雲日御碕灯台リーフレットをPDFで公開しています。画像をクリックして下さい。

●灯台へのアクセス
☆鉄道・バス等
・JR山陰本線出雲市駅下車
出雲市駅~(一畑バス日御碕線)~日御碕灯台下車(約1時間)、徒歩約5分
出雲市駅~(一畑バス日御碕線)~日御碕下車(約55分)、徒歩約15分
☆自動車
・山陰自動車道出雲IC~県道337号、国道431号、県道29号経由 約30分 徒歩約5 分
・ 山陰自動車道江津IC~国道9号、431号、県道29号経由 約1時間50分 徒歩約5分